山と写真と深呼吸

山が好き カメラと写真が好き 思い切り深呼吸!

山の神さんはいるのか?

 最近『山の神』というと、正月に行われる箱根駅伝の初日最後の区間を快走する選手のことを言うのが多くなったけど、本来はその名のごとく『山にいらっしゃる神さま』のことだと思っている。当たり前のことだよな。

 山を歩いているとその『山の神』の木片とか石碑とかを発見することが多い。
先週歩いた安達太良山でも見つけたのだ。

 山頂のちょっと陰の大きな岩の上のほうに、山の神さんはそっといた。

 石つくりの神さまというと祠に収められているのが多いと思うのだけど、この山の神さんは天井にガッチリと穴の開いた祠に収められていて、そこから青い空と白い雲が見える。

 安達太良山は本当の空がある。
そういったのは高村光太郎。それを実現化しているように感じたのだ。

 この日山頂にはホントの空があった。

 そして『山の神』さんがいた。

ここ最近来たときの安達太良山は、秋空雪空風空だったけど、この日は春から夏に移る雲が『山の神』さんの祠の上に輝いていた。

 ここ最近で一番の空だったなぁと思わずほくそ笑んでしまった。

 『山の神』さんも四角く見えるホントの空の下で笑っていた。

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